肉離れとは、筋肉が引き伸ばされると同時に収縮するときに起こる筋肉の断裂です。
部分的に断裂することが多いですが、まれに筋肉が完全に断裂してしまうこともあります。
たとえば、ダッシュをしようとするときハムストリングス(太ももの裏の筋肉)はぎゅっと収縮しますが、ここから走り出して膝を伸ばす動きをすると、収縮している筋肉は無理やり引っ張られる状態になります。
このときに、収縮する筋力が引っ張られる筋力に負けることで肉離れが起こります。
どんな時に起こりやすいのでしょうか?
筋肉が硬くなっているときには肉離れに注意が必要です。
筋肉が硬いと、引っ張られた力に対して筋肉が縮もうとする力が強い状態にあります。
このとき筋肉が伸びないため、筋肉が破断して肉離れを発症してしまうのです。
では肉離れを起こしたときはどうしたらよいのでしょうか?
RICE が大切になってきます
R: レスト= 安静
I:アイシング=冷却
C:コンプレッション=圧迫
E:エレーベーション=挙上
特に、内出血の拡大を防ぐために受傷直後のアイシングが重要です。
出血が拡大することで患部以外にも血腫(血の塊)が増えます。すると、血液が体内に吸収されるのに時間がかかるため、結果的に治療期間が長引く原因となります。
ただし、過剰なアイシングには注意が必要です。
血液には血小板という組織を修復する作用を持つ細胞が含まれています。患部を冷やしすぎると血流が滞り、損傷した部分に血小板が不足します。そのため、一定間隔でアイシングを中断して患部に血流を戻すことも重要です。
痛みが消えるまでは運動を中止して、痛みが消えたら軽いストレッチを始め少しずつ負荷をかけるようにしていきます
肉離れが起きないように運動前にはしっかりとストレッチをして柔軟性を獲得するようにしてくださいね!
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