満腹中枢・・・脳の視床下部にあって摂食行動を調整する中枢神経。
満腹中枢は、血液に含まれる血糖値の上昇に刺激されることにより、食欲を抑制する指令を出します
この指令が大脳に伝わることにより、満腹感が生じ、食べ過ぎを防ぐことができることがわかっています
満腹中枢の活動は、血糖値の上昇以外に、咀嚼による刺激によっても活発化することが明らかになっています
これは、よく噛むことによって満腹中枢を刺激するホルモン、ヒスタミンの産生量が増加するためで、この働きによる食欲の抑制効果が認められているのです
ただし、噛む刺激で満腹中枢の神経活動を活発化させるには、ゆっくりしっかりと噛むことが重要で、早食いをした場合には、満腹中枢が指令を出さないうちに食べ過ぎてしまいやすいため、十分な食欲抑制効果は期待できないのです
咀嚼を始めて約20分後にヒスタミンが分泌されるようなので、それまではしっかりと噛んで、ゆっくりと食べる習慣をつけることがダイエットにもつながるということですね!
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